志望動向






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2011年01月04日(Tue)
志望動向
秋の模試の動向をみると、全体的に少し弱気だ。難関大学の志望分布は、学力の高い生徒群ではあまり変わらないが、下位群がいない。合格ラインから少し遠い生徒がすでに志望校のレベルを下げてしまったのではないか。現役生は、秋の段階でC、Dの判定だったとしても、まだまだ伸びる。夢を持ってチャレンジしてほしい。

 しかし、センター試験の平均点の上下でも志望動向はかなり変わるだろう。就職が厳しい状況で、潜在的な難関大学志向は強い。センター試験の平均点が上がれば、志望校のレベルを戻してくるのではないか。関東地方で言うと、平均点が低ければ、埼玉大、首都大東京などに、高ければ筑波大、千葉大などに受験生が集まりそうだ。

−−東京大は?

 志願者数は減るのではないか。地元志向が強まっており、西日本や、関東から遠い地方の生徒が来ないと思われる。数年前、これまでになく西日本の生徒の比率が増えて不思議だったが、昨年の合格者を見ると、関東地方の生徒が占める割合が高い。今年も同じ傾向だと思う。その分、京都大、大阪大、神戸大は受験生が増えるだろう。また、医学部を志望する生徒は、定員増や地域枠などで、地元の医学部に入りやすい。

−−私立大で人気の早稲田、慶応義塾は。

 志望者は減っている。明らかな増加傾向は慶応義塾大の看護医療学部くらい。MARCH(マーチ=明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)で増えそうなのは明治大と青山学院大。志願者数で日本一になった明治大は全学部で志望者が増加傾向にある。やはり影響は大きいのではないか。

 青山学院大は、これまで神奈川県の相模原キャンパスで学んでいた人文・社会科学系学部の1、2年生が2012年には都心の青山キャンパスに戻ってくるため、千葉県や埼玉県の生徒も通学の利便がよくなる。この効果の前倒しで増えるだろう。関西でも13年に同志社大の文系4学部1、2年生が京都府京田辺市から、京都市内のキャンパスに戻る。こういったキャンパスの都心回帰の動きはそれなりに効果があるとみている。また、上智大が聖母大と合併して看護学科を開設することにも注目している。

 「日東駒専」(日本大、東海大、駒沢大、専修大)は増えているが、それより難易度の低い大学になると、模試の志望動向だけではなかなか傾向はわからない。しかし、一般入試は甘く見ない方がいい。AO入試や推薦入試で多くの生徒が集まれば、一般入試の合格枠が減る可能性があるからだ。

−−試験シーズンに入ってから変わる可能性は。

 変わる要素があるとすれば、早稲田大がセンター利用入試を拡大することだろう。国際教養学部のセンター利用入試で個別試験が不要になるため、志願者が増えると思う。また、今年は、ギリギリだがセンター試験後に各予備校の出す目標ラインを見てから早稲田大の願書を出すことが可能な日程なので、センター試験の平均点がアップすれば、早稲田大のセンター利用入試の出願者が増えるとみている。これは全体の出願者数の増減にかなり大きくかかわると思う。



   




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